30代にしておきたい17のこと(本田健) 感想
30代にしておきたい17のこと |
本田健という著者名を見ただけで、胡散臭いと感じてしまう。
そんな私だが、1冊ぐらいは読んでおこうと思い、この本を手に取った。
買ったんじゃなくて図書館で借りたのだが。
この本では、30代でやるべき事をズバズバと書いてある。
完全に言い切る形で書いてあるところが多く、
人によっては嫌悪感を感じるかもしれない。
私も、ちょと嫌な感じを受けつつ読んだ。
大上段から様々な「正しい行動や選択」を提示していく。
ただ、「人生にはこういう論点がある」という点を教えてくれるのはとても有益なことのように思った。
私の心にひっかかったのは、「親と友人になれるとき」という一編。
私も普通の30代の人と同じように、親を疎ましく、というか面倒臭く感じていた。
顔を見せろと年がら年中口煩く、それに反抗すると今度は泣く。
しかし、自分も子供を持ち、親の気持ちもわかった30代なら、
自分の親の気持ちも解り、親と和解できるだろう、と説く。
自分は自分で、子供に孫を作ってもらい、自分に抱かせてほしいと考えている。
毛嫌いしていたのを我慢して読んで良かった、と思えた本。
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