Amazon Product Advertising API 2011年10月26日付け仕様変更による背取り屋さんへの影響

Amazon Product Advertising API(APAAPI) が 2011年10月26日 に仕様変更され、機能が縮小されるようだ。

おそらく、携帯サーチを使った背取り屋を営んでいる人(通称「ピコラー」)はちょっと影響を受ける。

今回の仕様変更では、APIで調査できるマーケットプレイスの出品物が、各商品ごとに最安値の一つだけ各商品ごと・状態ごとに一つだけになる。
(つまり、各ASINに対して、新品最安値1つ、中古最安値1つ、コレクター商品最安値1つ、の最大3つということだ。)
つまり、普通のAPIの使い方では出品物の中古に関しては最安値だけしか知ることができなくなるということだ。
これまで、複数の出品状況を見て仕入れをしていたピコラーさんは仕入れの時の決断が少し難しくなりそうだ。

Amazonのサイト自体をスクレイピングするということも技術的には可能だが、まず間違いなく規約違反だろう。

私も昔はピコラーだったので同情するが、Amazon様の思し召しなのでどうにもならない。

一般の購入者としても、仕入れがしづらくなれば出品数が減ってマーケットプレイスの相場が上がってしまうと思うので、好ましい方向ではなさそうだ。

そういえば有料の携帯サーチを提供している業者さんもいるが、この事態にどのように対応するのだろう。
有料サーチで最安値しかわからないというのは寂しい気がするから、
どう対応するかってのも注目かも。

あと、価格改定ツールなんてものも存在したな。
価格改定ツールは複雑な条件で出品価格を制御できるのが主なウリだろうから、
最安値しかわからなくなればそちらも影響を受けそうだ。

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