フリーライダー あなたの隣のただのり社員 感想
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私の在籍している会社には、一日中新聞を読んでいるだけの老人が沢山居る。
特に管理部門に多い。
完全年功序列で出世していくので、使えない人は管理部門でおとなしくしとけってことのようだ。
そして、実務は少数の優秀な部下が回している。
まさにフリーライダーの巣だ。
私はそういう人をイライラしながら見つつ、
自分は何のために働いているのだろうと意気消沈しつつ、
あわよくば、私もフリーライダーになりたいと思いながらこの本を読み始めた。
読後感としては、「フリーライダーになりたい」という感情はだいぶ無くなった。
フリーライダーが増えれば、結局、全員負けになるんだよという論にだいぶ納得感があった。
まあ当然の理論ではあるが。
雇用はある程度守るべきだと思うし、過去にはソコソコ役に立っていたのかもしれないのでクビにしろとは言わないが、
給料は新入社員並に減らすべきだろう。
というか、いつか権限を握って減らしてやりたい。
そんなやる気を出させてくれた本であった。
とはいえ、何か革命的な、突拍子も無いことが書いてあるわけではない。
当然の理屈で考えていったら当然そうなるよね、ということを改めて示した感じ。
個人的には星4つ。
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