こんな僕でも社長になれた 家入一真 感想
こんな僕でも社長になれた新装版 |
著者は著名レンタルサーバーのロリポップ創業者、家入一真さん。
家入氏の幼少時からの半生が書かれた本だ。
家入氏といえば「引きこもりから社長になった人」として有名だが、
引きこもりになった経緯や、「引きこもり」の時代のいろんな経験、
そしてロリポップの起業の様子などが書かれている。
読んでまず思ったのが、引きこもり時代の家入氏は本当にコミュ力ゼロのキモい青年だったのだなあという事。
そういう意図の本なので誇張されている面もあるだろうけど、キモい行動がきっちり描かれていた。
私はtwitterで家入氏(@hbkr)をフォローしているが、今はそんな感じを微塵も感じさせない。
アイコンもおしゃれっぽいせいか、まさにナウでヤングな感じの人を想像していた。
今はもう垢抜けた感じの人になっているのだろうか?
個人的な願望だが、この本に書いてあるような、朴訥な人柄であり続けて欲しいなあと思う。
引きこもり的な人生から抜け出した後の文章は、あまり多くない。
題名が示すように、「こんな僕でも」って部分にフォーカスして書いてある感じだ。
おそらく家入氏自身の感覚もそうなんだろう。
長い長い暗黒時代を経て、いきなり大成功した唐突感がよく出ている書き方だと思う。
その後、家入氏はレンタルサーバーのロリポップを大成功させる。
ロリポップを始めた直接のきっかけは、子供ができ、家にいる時間を大切にしたかったからだそうだ。
「自分がやりたいと思う努力だけをしよう」と誰かが言っていたけれど、
家入氏も結果的にはそういう風に努力して成功したのだと思う。
嫌いな学校から逃げ、大学受験にも正面から向き合わず、逃げて逃げて、やっと見つけた楽しいと思える仕事であるレンタルサーバー業だけは情熱的に努力して成功させた。
そういう風に努力して行きたいという願望のある私にはとても痛快に感じられた。
どんなにキモいダメな奴でも一花咲かせられるんじゃないか、という自分への期待を持たせてくれる、楽しい本であった。
こんな僕でも社長になれた新装版 |
昨日はお疲れ様でした。私も書評を書いてます。
会計+プログラムってなんて素晴らしいの?
私は簿記3級を青息吐息で取りまして、完全に自分に向いてないということがわかりそっち方面はやめました。
そしてITもだめ。ロケットを挫折しロリポに流れ着きました。――わかりやす~~い。FTPも設定しなくていい。
明日は他のサイトも回ってみますね。
ちなみに私もひきこもりです。
今は体調悪くて家にいるんですけどね~
では、よろしく!