「東京では言えない薬機法の現場と周辺情報」講演させて頂きました。 #東北ブロガー会 #薬機法
東北ブロガー会さんが私を仙台へ呼んでくれまして、「東京では言えない薬機法の現場と周辺情報」というお題で講演させて頂きました。 お声がけ頂いたjunさん、ありがとうございました!
ちゃんとしたアイキャッチ画像まで作って頂きまして、感謝感激でございます。
稼げる方向ではない内容
今回私がお話した内容は、短期的にお金を稼げる方向の話ではありません。法律を遵守するという方向の話です。 長期的視点で信頼性を担保するという意味では重要な話ですが、短期的に金銭的なメリットがある話かというと、そうではありません。
こういった内容は、あまり好かれないというか、少なくとも参加費を払って参加するイベントとしては、優先順位としては低くなってしまうものだと思います。それにもかかわらず私を呼んで頂いたjunさんと、参加費を払ってご参加頂いた皆様には強く強く感謝いたします。
日々、違法広告ばかりを見ている私からすると、「お金を払ってまで法律の勉強をしてくれる人が実在するんだ…!!!!」と実感できたことだけでも、とても有意義でした。
既に汚れすぎているインターネット広告
インターネット広告業界に居る人なら誰もがなんとなく感じていることだと思いますが、現在のインターネット広告業界には、薬機法違反サイトが大量に存在します。意図的に違反している人も、知らずに違反している人も居ると思いますが、ともかく大量に存在している。
個人的には、それが少量なら放っておいても良い、と考えるところもあります。
しかし現状では、薬機法に絞って言えば、違法サイトが全体の10%のオーダーで存在していそうだ、と私の主観としては感じています。いくらなんでも汚れすぎている。
ライバルが違法表現てんこ盛りの文章を書く中で、適法な表現で稼ぐことは、現時点では難しい、というのが現時点での私の結論です。そういう文脈の話をさせて頂きました。
薬機法は厳しすぎる?
なんで薬機法なんてものがあるのだ、もっと自由に書きたい、と思っている方は多いことでしょう。
現状の薬機法は厳しすぎる、と感じる面は、私にもあります。その一方で、広告業者が嘘ばかりつくから厳しくなってきたのだ、という認識もあります。
今は、法律も厳しすぎる一方で、広告業者はそれに輪をかけてひどい広告を打っている、というのが私の基本的な認識です。
法律とか契約とかを守らないと心に決めたのなら、そりゃ瞬間的には稼げます。でも、長くは続かないし、自分の名誉も傷付きますよね。薬機法違反をしている人たちは、そこのところをどう考えているのか、私はとても不思議に感じます。今の状態がずっと続くと思っているのだろうか?もちろんその可能性も無くはないですが、まあ、ムリですよねえ。
最近、消費者庁が「インターネット上の健康食品広告」を名指しで「要請」を出しました。書いてある文章の筆致は優しい感じですが、行政としては「インターネット上の健康食品広告」はモラルが低いと感じているということだと思います。
インターネットにおける健康食品等の虚偽・誇大表示に対する要請について(平成31年4月~令和元年6月)
今、なにをするのがベストか
また、この汚れすぎている現状の中、法律を守りながら稼ぐにはどうしたら良いか、苦しいですが私なりの最善策を提示させて頂きました。それを提示するスライドをお見せしたときの、参加者の皆様のお顔、忘れられません。
「確かにそれぐらいしかないよな」「こりゃムリだな」といった感情が混ざりあった表情。苦しい選択を迫る形になり私も苦しかったですが、これしかない、という感覚でご提示しました。
私は元ブロガーですが、ここ2,3年は久しくブログを書いておりません。そのせいで、ブロガーさんにとっては少しどぎつい内容になっていたかもしれません。しかし、今回の講演では、私にとっての事実を誠実に書いたつもりです。
懇親会
講演後の懇親会では皆さん物腰が柔らかく、とても楽しく過ごすことができました。講演の内容は明るい話題ではなかったにもかかわらず、快くお話して頂いて感謝しています。
皆さん様々なサイトを考えていらっしゃるようで、私としてもとても勉強になりました。早く違法サイト潰しの仕事を終わらせて、アフィリエイターに戻りたいなあ。
薬機法を勉強したい方、お声がけください!
そんなわけで、薬機法の基本中の基本だけでも勉強したい方、いらっしゃったらお問合せフォームからお声がけくださいませ。ゆるっと講演などさせて頂きます。
東北ブロガー会さん、junさん、参加者のみなさま、ありがとうございました!法律を守ってる人がちゃんと稼げる業界になるように、微力ながら頑張ります!!