勝間さん、努力で幸せになれますか 感想
勝間さん、努力で幸せになれますか |
勝間和代と香山リカが、最後までわかり合えなかった本。
勝間和代は「努力こそが幸せなのだ。幸せを感じる努力をするべきだ。」と言い、
香山リカは「努力できない人はどうすればよいのか。努力したくない人はどうすればよいのか。」と問い続ける。
個人的には満足できる本だった。
勝者の代表である勝間和代と、弱者の味方の代表である香山リカがぶつかり合い、
最後まで結論は出なかった。
それを読んで、私は「たぶん、どちらも正しいのだ」と感じ、
私は「たぶん、弱者としてヘナチョコに生きても良いのだ」と思うことができ、
漠然とした強い安心感を持てた。
卑近な私の例だが、私はここ2年くらい「簿記1級を取りたい、取らなきゃ・・・」と思いつつ結局勉強してこなかった。
それについて自分を責めていた。
しかしこの本を読んで、「やりたい努力だけをすりゃいいんじゃん?だから、簿記の勉強だって本当にやりたくなったらやれば良い。」という感情になった。
私は幸い、全く努力できない人ではないようなので、
幸せを感じる努力だけを選択してしていこうと思う。
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