再振替仕訳ってなんなの
簿記1級の勉強中、「再振替仕訳」という耳慣れない言葉が出てきた。
色々と調べてみると、要するに下記のようなことであった。
例えば、2010年9月30日に、2010年10月~2011年9月の保険料を120万円支払ったとする。
仕訳の切り方その1:
全部前払費用にしといて、毎月切り崩す。
2010年09月30日 前払費用 120万円 / 預金 120万円
2010年10月31日 保険料 10万円 / 前払費用 10万円
2010年11月30日 保険料 10万円 / 前払費用 10万円
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2011年03月31日 保険料 10万円 / 前払費用 10万円
毎月の仕訳が積み重なり、2011年03月31日時点で、残高は下記のようになっている。
前払費用 60万円 / 預金 120万円
保険料 60万円
この場合は、「再振替仕訳」は必要無し。
仕訳の切り方その2:
払った時に全部費用にしといて、期首期末に辻褄を合せる。
2010年09月30日 保険料 120万円 / 預金 120万円
(期末まで仕訳無し)
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9月30日の仕訳は、期をまたがっていることを考慮していないので、期末時点で辻褄を合せる。
2011年03月31日 前払費用 60万円 / 保険料 60万円
そんで、期首になったら、元に戻す。
2011年04月01日 保険料 60万円 / 前払費用 60万円
↑↑↑この4月1日の仕訳が、「再振替仕訳」↑↑↑
ということらしいんだけど、そもそも上記の「その2」の切り方で仕訳切ってる会社なんてあるのだろうか。
私の経験上は、一回も見たことない。どの会社も「その1」のやりかたでやってた。
しかも、簿記の問題は、上記の その1 なのか その2 なのかを明示せずに、
期末残高だけを示して「再振替仕訳」をしろ、と言われるらしい。
それってどうなの。
まあ慣れるしかないのだろうが。
下記ページを参考にさせて頂きました↓
http://kaikeigau.seesaa.net/category/1067707-1.html