全国の書店に生き残って欲しい。
すごく思う。
なぜなら、子供達が本に触れる貴重な場だからだ。

大人はいくらでもAmazonで買えるからいいのだが、
子供が直接本に触れられるのは、本屋くらいしかないだろう。
学校の図書室や市町村などの図書館もあるが、マンガが置いていない分、子供達へのリーチ力が圧倒的に弱い。
本屋がなくなったら、子供達はどこで本にリーチするのだろう。

子供用の電子書籍デバイスって作れるの?

これから電子書籍が紙の本を駆逐したら、子供達も電子書籍を読むのだろうか。
読まない、というか読めない気がする。

電子書籍にリーチするためにはそれなりのデバイスが必要なわけだが、
子供の荒い使い方でも壊れなくて、iPad並に使い勝手の良いものが、もし壊れてもしょうがないかと思える金額(5000円くらい?)で買えないと、子供用に電子書籍のデバイスを買おうという親は少ないだろう。

そういうデバイスが出てくるのは何年後だろうか。
DSで本が読めれば良い気もするが、あれでは画面が小さすぎる。
じゃあ画面をiPad並みにでかくすると、今度は子供の使い方に堪える剛性を持たせるのが相当大変そうだ。
毎日座布団代わりに使っても大丈夫なくらいじゃないと、子供に日常的に触らせることはできないだろう。

ついでに言えば、赤ちゃん用の絵本なんかも必要なわけで、
赤ちゃんが使うということは、ガジガジされてよだれまみれになるわけで、かなり高い防水性能も必要だ。

ということで、子供が自分専用の電子書籍のデバイスを持てるのは結構先の未来になりそうな気がする(10年くらい?)。

電子書籍が紙の本を駆逐する。残った紙の本はAmazonが総取り。

でも、大人の世界では電子書籍がイケイケな感じなわけで、いつかは紙の本を駆逐するだろう。
いつかはわかんないけど、10年はかからない気がする。
なんとなく、あと5年くらいかな?
そして、残る紙の本もAmazonがどんどんシェアを伸ばしているので、その意味でも町の書店は危うい。

紙の本にも電子書籍にも辿り着けない空白の世代が生まれるのでは?

誰でも知ってるように書店は現在もガンガン減っているし、今生き残っている書店も青息吐息なはずで、
これからも減り続けるのは明らか。

なので、身近にある町中の書店がどんどん消えていって、そのうち、「一番近い本屋は2駅先」みたいな状況になりそう。
そうすると、行動範囲の狭い子供達は本屋に行きづらくなり、紙の本に出会う機会が減る。
かといって、電子書籍を読むデバイスも持てない。
結果、本を読まなくなる。

パイが減ればAmazonだって困るはず

そうすると本全体の需要が減り始め、負のスパイラルに陥りそうな。
そして、それはAmazonだって望んでいないはず。
きっとAmazonは需要喚起のための子供用Kindleを出したいだろうけど、赤ちゃんのガジガジに耐える物を、壊れたらまた買えばいいやってレベルの金額で作るのは難しい。

本屋さんはAmazonの取次ぎをやってみたら?

そこでなんとなく考えたことなのだけれど、町の書店がAmazonの取次ぎをやってみたらどうだろう。

現状では、Amazonはコンビニ受け取りを扱っている。
受け取れるコンビニはローソンだけだ。
そして、ローソンの店舗数は1万店舗弱

それに対して、全国の書店数は2010年で1万5519店
書店が束になれば、今なら数の上でもローソンには勝てるし、
「コンビニで本を受け取る」よりも「本屋で本を受け取る」方が普通の人は圧倒的に馴染みやすいだろう。

果たして書店が束になれるのか?という疑問もあるが、
危機感は相当に持っているだろうし、全国書店ネットワークe-honという前例もあるので、一致団結して生き抜こうという意識はあるように思う。

そして、店頭では大人向けの本は全て諦めて、子供向けのマンガと児童書だけを置く。
だいぶ店舗面積を減らせるので固定費を抑えられる。
極端な話、駅前に屋台でも出せば営業できるはずだ。

というわけで、本屋さんがAmazonの取次ぎをやれば、
本屋さんも細々と生きられるし、Amazonもパイの縮小を防げるし、社会的にも子供が活字に親しむ機会を失わずに済む。
そうなればみんな幸せなのでは。。。という意見でした。